HTTP通信をするS!アプリの作成【その1】
しばらくブログを更新できていませんで申し訳ありませんでした。
さて、HTTP通信をするS!アプリをNetBeansで作ろうとすると大まかに以下のような作業が必要になります。
前回までのような、HelloWorldプログラムを作成するだけならEclipseとNetBeansのどちらを使用しても大差ありませんが、上記のようなGUIコンポーネントや画面遷移を含むプログラミングにはNetBeansのほうが断然お勧めです。
私自身、iアプリをEclipseで作るときに1から画面遷移のロジックをプログラムで起こすのにかなりてこずりました。しかしS!アプリでNetBeansを使用すれば、その面倒な部分を全部ビジュアルに片付けられます。そんなNetBeansの魅力を今回から複数回に分けて掲載してまいります。
事前準備
NetBeansでS!アプリ インストールからHelloWorldまで【その1】〜【番外編】で準備した下記の4項目に関して設定等が済んでいることが条件になります。
- Java TM 2 SDK ,Standard Edition Version 1.6
- NetBeans6.0.1(Mobility)
- J2ME TM Wireless Toolkit
- S!アプリ開発ツール(MEXA SDK)
※「J2ME TM Wireless Toolkit」についてはNetBeansに付属するものを使う設定にすれば、別途インストールする必要はありません。
今回の作業の流れ
今回の作業では「新規プロジェクトの作成」から「JADファイルへの必要項目追加」までを行います。
新規プロジェクトの作成
「Mobility>MIDPアプリケーション」を選択し、「次へ」をクリック。
「エミュレータプラットフォーム」で「MEXA」を選択し、「次へ」をクリック。
ここで「MEXA」が選択できない場合はNetBeansでS!アプリ インストールからHelloWorldまで【その3】を参考にNetBeansの設定をやりなおしてから先に進んでください。
JADファイルへの必要項目追加
作成したプロジェクトを右クリックし、「プロパティー」を選択。
「名前」「値」「配置」を以下のように設定し「了解」で閉じる。
名前 | MIDxlet-API |
---|---|
値 | MEXA |
配置 | JAD |
今回はHTTP通信をするだけのS!アプリなので、厳密にはこの記述は必要ありませんが、MEXA(Softbankの拡張API)を使用する際に必要になるので一応記述します。