(第1回)Pythonで作ったものをMSI形式で配布する! 〜hello.py -> EXE(py2exe) -> MSI(WiX)〜

最近Pythonを学んでました。オススメ→Learn Python The Hard Way

この記事はPythonをまったく知らない人が対象です。WindowsでHelloWorldを作って、それをEXE化し、最終的にMSI形式で配布できるようにします。概要は以下の通り。

(第1回)

  • 作業フォルダの作成
  • Pythonのダウンロードとインストール
  • hello.pyの作成と実行

(第2回)

  • アイコンファイルの作成
  • py2exeのダウンロードとインストール
  • hello.exeの作成と実行

(第3回)

  • WiXのダウンロードとインストール
  • WiXEditのダウンロードとインストール
  • HelloWorld.msiの作成
  • HelloWorld.msiのインストールとアンインストール

※画面ショットが全部で100枚弱になったので3回に分けます。

作業フォルダの作成

1.デスクトップに「HelloWorld」という作業フォルダを作成します。

2.その中にコマンドプロンプトをコピペします
3.コマンドプロンプトのプロパティから、「作業フォルダ」の項目を作成したフォルダに変更します。
4.いろいろダウンロードするので、「Download」フォルダも作成しときます。

Pythonのダウンロードとインストール

1.「Python 2 Download」でググって2.x系の最新版をダウンロードします。
2.ダウンロードしたものをインストール(途中はそのまま「Next」でOK)

3.Pythonのインストールパスをコピーします。
4.「setenv.bat」を作成します。
@echo off
set PATH=%PATH%;C:\Python27
5.Pythonがちゃんと実行できるか確認します。

コマンドプロンプトで、まずパスを通すために「setenv.bat」を実行します。次に「python --version」と入力して、インストールしたPythonのバージョンが表示されればOKです。

hello.pyの作成と実行

1.「hello.py」を作成します。
import sys,Tkinter
w = Tkinter.Tk()
w.title("Hello World.")
Tkinter.Label(w,text="Hello World.").pack()
Tkinter.Button(w,text="OK",command=sys.exit).pack()
w.mainloop()
2.「hello.py」を実行してみます。

もしコマンドプロンプトを一回閉じてたら、まずパスを通すために「setenv.bat」を実行します。次に「python hello.py」と入力します。小さなウィンドウが起動すればOKです。