VMware ESXi 4.1を構築中（１） - 試行錯誤と創意工夫（S!アプリ開発日記＋α）

いろいろ試行錯誤したので備忘録と動作報告。マシンのベースはHP dc5750 SF。

↓こんな感じにした↓

デフォルトではAMD-Vの機能が無効化されているので[F10]でBIOSに入って設定を変更する。場所は「OSセキュリティ」の中だった。

オンボード NICはBroadcomなのでデフォルトで認識可。でも冗長性がほしかったのでPCI-XのIntelデュアルポートNIC（DL380 G4から拝借）を追加。

オンボード SATAコントローラはSB600。simple.mapに以下を追加したoem.tgzを用意すれば認識可。pci.idsにはDC5750のSB600の記載が元々入ってた。（それでもデフォルトでは認識しないため、工夫しないとインストール時につないだHDDが見えない。）

1002:4380 0000:0000 storage ahci
1002:438c 0000:0000 storage ide

ただSB600は限りなくソフトウェアRAIDに近いRAID機能しか持っていないため、ESXiではRAIDとして利用できず。ただのSATAコントローラ同然。

もうひとつ、Sil3112チップの載った玄人志向の「SATARAID-PCI」も試したけども、まずROMのBIOS前にエラー（110-out of memory space for option ROMs）が表示される。

これはESXi以前の問題で、hpサポート「Problems Freeing Memory for Option ROMs」にある現象と一致する。ただ、「ACPI/USB Buffers @ Top of Memory」という項目が見当たらなかったのでhpサポート「dc5750 SF」から最新版のBIOSを持ってきて入れたら治った。

ここまでくればESXiでデフォルト認識可。ただしこれもソフトウェアRAIDなので、RAID不可。

RAID1がしたいのでアレイコントローラを調達予定。値段の関係上、SmartArrayではなくServeRAIDになる予定。まぁMegaRAIDもネット上を見る限り大体がいけそう？

結局hpの箱にServeRAIDという気持ち悪い構成になる予定。

※「何でESXiでSB600やSil3112のRAIDがサポートされないんだろう」っていうのは、「Linux SATA RAID FAQ」を読んで「*nuxのソフトウェアRAIDはMDデバイスを作るよなー」って事に思いをはせたら納得できた。